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他館展示
伝 紀貫之
平安時代(11世紀)
紙本墨書
平安中期の歌人・藤原兼輔(ふじわらのかねすけ、堤中納言)の家集を書写したもので紀貫之(きのつらゆき、?-945)の筆と伝わりますが、書と料紙の特徴から11世紀後半の作と推定されます。春部には梅や桜、藤、山吹(款冬)、秋部には菊や女郎花(おみなえし)、冬部には残菊が詠まれています。秩父宮家の伝来品です。
黒川栄勝
明治 26 年(1893)
銀、朧銀、鍛造
銀製の器体の表裏にうっすらと桜の花が咲く様子が表された菓子鉢です。鍛造(たんぞう)で形を作り、器体の一部を透かして、そこに数種類の色昧の異なる金属(四分一、しぶいち)を嵌め込んで文様としています。本作は明治26年、日本美術協会春季美術展覧会において褒状二等となり、宮内省買上げとなりました。