開催予定

他館展示


皇室を彩る美の世界 福島ゆかりの品々

令和7年(2025)7月5日(土) ~ 8月31日(日)
郡山市立美術館

皇室を彩る美の世界 –福島ゆかりの品々–

皇居三の丸尚蔵館は、皇室に代々受け継がれた美術品を保存・調査研究・公開するため、平成5年(1993)に皇居東御苑内に開館した「宮内庁三の丸尚蔵館」を前身とする施設です。収蔵品は、絵画・書跡・工芸品など、各時代・各分野を代表する名品が多く含まれ、その数は約6,100件に及びます。令和5年(2023)に名称を新たに施設の一部がリニューアルオープンし、令和8年の全館完成までの期間中に、多くの方々に優れた作品をご覧いただき、皇室や日本の文化に親しんでいただけるよう、これまで全国各地で収蔵品を紹介する展覧会が開催されてきました。
 このたび、福島県郡山市で開催する本展では、皇居三の丸尚蔵館が収蔵する皇室に伝来した美術工芸品のなかから、狩野永徳や俵屋宗達、尾形光琳ら近世絵画の優品をはじめ、明治初期に描かれた記録性の高い洋画の数々、近代日本画を代表する横山大観や東山魁夷、さらに郡山出身の渡邊晨畝らの秀作のほか、高村光雲や海野勝珉の至高の彫刻・工芸作品、精巧で可憐なボンボニエールなど、貴重な収蔵品をご覧いただきます。
 さらに、会津松平家から秩父宮雍仁親王に嫁ぎ、皇室と福島の人々の心の架け橋となった勢津子妃ゆかりの品々をご紹介します。皇室が守り伝え、育んできた日本美術の精華をどうぞお楽しみください。

展覧会概要

会期
令和7年(2025)7月5日(土)~8月31日(日)
前期:7月5日(土)~8月3日(日)
後期:8月5日(火)~8月31日(日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
※展示室への入館は午後4時30分まで
休館日
毎週月曜日( 7 月 21 日(月・祝)、8 月11 日(月・祝)は開館、翌日休館)
会場
郡山市立美術館
〒963-0666 福島県郡山市安原町字大谷地130-2
入館料
一般1,200円(960円)
 高大生、65歳以上 900円(720円)
 中学生以下無料

※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方は無料。
※企画展チケットで常設展の鑑賞も可。
※大学・高校生は受付で学生証をご提示ください。
※前売券の販売はありません。
主催
郡山市立美術館、皇居三の丸尚蔵館  
特別協力 文化庁、紡ぐプロジェクト、読売新聞社
ホームページ
https://www.city.koriyama.lg.jp/site/artmuseum/

関連事業

講演会「皇居三の丸尚蔵館収蔵品にみる皇室と福島」
    日 時  令和7年(2025)7月5日(土) 午後2時から
    講 師  田中 純一朗(皇居三の丸尚蔵館研究員)
    会 場  多目的スタジオ(入場無料)

主な出品作品

《四季草花図屏風》 伝 狩野永徳の画像

《四季草花図屏風》

伝 狩野永徳()

安土桃山時代(16世紀)

《水辺牽馬之図》 亜欧堂田善

《水辺牽馬之図》

亜欧堂田善()

江戸時代(18~19世紀)

《西瓜図》 葛飾北斎の画像

《西瓜図》

葛飾北斎()

天保10年(1839)

《七宝藍地花鳥図花瓶》 七宝会社

《七宝藍地花鳥図花瓶》

七宝会社()

明治22年(1889)

《ナイアガラ景図》 五姓田義松の画像

《ナイアガラ景図》

五姓田義松()

明治22年頃(1889)

《磐梯山破裂之図》 山本芳翠

《磐梯山破裂之図》

山本芳翠()

明治21年(1888)

《慈愛》 渡辺晨畝の画像

《慈愛》

渡辺晨畝()

昭和11年(1936)

《蘭陵王置物》 海野勝珉の画像

重要文化財 《蘭陵王置物》

海野勝珉()

明治23年(1890)