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他館展示

特別展
美をたどる 皇室と岡山~三の丸尚蔵館収蔵品より

令和5年(2023)7月15日(土) ~ 8月27日(日)
岡山県立美術館

三の丸尚蔵館は、皇居の東御苑内において、皇室に代々受け継がれた絵画・書跡・工芸品などの美術品を収蔵管理・調査・公開する施設です。現在約9,800点におよぶ収蔵品は、皇室から国への御寄贈品、御遺贈品などからなり、古代から近現代までの各時代・さまざまな分野にわたる貴重な作品が数多く収められています。
 三の丸尚蔵館では令和元年度から新施設の建設工事が始まり、令和7年度の全館完成までの移行期間中に、より多くの方々に作品をご覧いただき、皇室と日本文化に親しんでいただきたいとの方針のもと、各地で展覧会が実施されています。
 このたび岡山県立美術館においては、やまと絵の最高峰とされる高階隆兼筆《春日権現験記絵》(国宝)をはじめ、横山大観による水墨風景画の逸品《秩父霊峯春暁》、極めて精緻な彫金による《神龍呈瑞》など、各時代・分野の名品をご紹介します。また、近代の洋画家・松岡壽、満谷国四郎、児島虎次郎、鹿子木孟郎や、人形作家・平田郷陽ら、岡山が輩出した作家たちによる皇室ゆかりの作品を一挙に展覧いたします。皇室の御慶事の記念品として作られてきた、趣向を凝らした手のひらサイズの菓子器・ボンボニエールも見どころのひとつです。

展覧会概要

会期
令和5年(2023)7月15日(土)~8月27日(日)
開館時間
午前9時~午後5時
※但し7月15日(土)は午前10時から開館。7月29日(土)、8月26日(土)は午後7時まで開館。
※入館は閉館の30分前まで
休館日
7月24日(月)、31日(月)、8月7日(月)、21日(月)
会場
岡山県立美術館
〒700-0814 岡山市北区天神町 8-48
入館料
一般1,400円(1,200円:20名以上の団体)
65歳以上1,300円(1,100円:20名以上の団体)
大学生1,000円(800円:20名以上の団体)
高校生800円(600円:20名以上の団体)
中学生以下無料

※前売券:一般前売券1,100円、2枚セット券前売2,000円。
※障がい者手帳をご持参の方と同伴者1名は無料。
主催
特別展「美をたどる 皇室と岡山~三の丸尚蔵館収蔵品より」実行委員会(岡山県立美術館、山陽新聞社、RSK山陽放送)、宮内庁
特別協力 文化庁、紡ぐプロジェクト、読売新聞社
ホームページ
https://okayama-kenbi.info/exh-20230715-sannomaru/

関連事業

記念講演会「三の丸尚蔵館ー開館30年の歩み(仮)」
    日 時  令和5年7月15日(土) 午後2時~午後3時30分
    講 師  小林 彩子(宮内庁三の丸尚蔵館主任研究官)
    場 所  能楽堂ホール

学芸員による美術館講座
「名宝の軌跡/雲谷派の足跡」
    日 時  令和5年7月23日(日) 午後2時~午後3時30分
    講 師  森田 詩織(岡山県立美術館学芸員)
    場 所  岡山県立美術館 地下1階講義室

「皇室ゆかりの近代日本画を見る」
    日 時  令和5年8月13日(日) 午後2時~午後3時30分
    講 師  橘 凜(岡山県立美術館学芸員)
    場 所  岡山県立美術館 地下1階講義室

フロアレクチャー「油彩画の始まりをさぐる」
    日 時  令和5年8月6日(日) 午後2時~午後2時45分
    講 師  廣瀬 就久(岡山県立美術館主任学芸員)
    場 所  岡山県立美術館 2階展示室、地下1階展示室

美術の夕べ 夜間開館日限定フロアレクチャー
「第Ⅰ・Ⅱ章を中心に」
    日 時  令和5年7月29日(土) 午後5時30分~午後6時30分
    講 師  森田 詩織、橘 凜
    場 所  岡山県立美術館 2階展示室、地下1階展示室

「第Ⅲ・Ⅳ章を中心に」
    日 時  令和5年8月26日(土) 午後5時30分~午後6時30分
    講 師  廣瀬 就久、福富 幸(岡山県立美術館副管理者事務取扱学芸課長)
    場 所  岡山県立美術館 2階展示室、地下1階展示室

※詳細は岡山県立美術館へお問い合わせください。

主な出品作品

春日権現験記絵の画像

春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)》巻11(国宝)

高階隆兼(たかしなたかかね)

鎌倉時代 延慶2年(1309)

小栗判官絵巻の画像

《をくり(小栗判官絵巻(おぐりはんがんえまき))》巻5

岩佐又兵衛(いわさまたべえ)

江戸時代(17世紀)

虎之図の画像

虎之図(とらのず)

黒住章堂(くろずみしょうどう)

大正5年(1916)

牡丹孔雀図の画像

牡丹孔雀図(ぼたんくじゃくず)

円山応挙(まるやまおうきょ)

江戸時代 安永5年(1776)

なさけの庭の画像

《なさけの(にわ)

児島虎次郞(こじまとらじろう)

明治40年(1907)

ベルサリエーレの歩哨の画像

《ベルサリエーレの歩哨(ほしょう)

松岡壽(まつおかひさし)

明治20年(1887)

松樹鷹置物の画像

松樹鷹置物(しょうじゅたかおきもの)

高村光雲(たかむらこううん)

大正13年(1924)

神龍呈瑞の画像

神龍呈瑞(しんりゅうていずい)

中川義實(なかがわよしざね)ほか

明治33年(1900)

主基地方風俗歌屏風の画像

昭和度(しょうわど) 主基地方風俗歌屏風(すきちほうふうぞくうたびょうぶ)

山元春挙(やまもとしゅんきょ)

昭和3年(1928)

秩父霊峯春暁の画像

秩父霊峯春暁(ちちぶれいほうしゅんぎょう)

横山大観(よこやまたいかん)

昭和3年(1928)

出品目録