国宝・重要文化財への指定が答申されました
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文化審議会は、令和6年3月15日(金)に文部科学大臣に対して答申を行い、皇居三の丸尚蔵館が収蔵する国有の美術工芸品計5件(国宝1件、重要文化財4件)が新たに指定されることとなりました。
当館収蔵品の国宝指定は令和5年6月以来となります。今後の官報告示をもって国宝は9件、重要文化財は7件となる予定です。
答申が行われた皇居三の丸尚蔵館が収蔵する美術工芸品
国宝
《雲紙本和漢朗詠集(くもがみぼんわかんろうえいしゅう)》 2巻
伝 藤原行成(でん ふじわらのゆきなり)
平安時代(11世紀)
《雲紙本和漢朗詠集》巻上(巻頭)
《雲紙本和漢朗詠集》巻上(部分)[3/12~4/7まで展示]
《雲紙本和漢朗詠集》巻上(部分)[4/9~5/12まで展示]
皇居三の丸尚蔵館 展示風景
《雲紙本和漢朗詠集(くもがみぼんわかんろうえいしゅう)》巻上は5月12日(日)まで、皇居三の丸尚蔵館開館記念展「皇室のみやび-受け継ぐ美-」第3期「近世の御所を飾った品々」で展示中(半期巻替あり)です。
重要文化財
《天子摂関御影(てんしせっかんみえい)》4巻
藤原為信・豪信(ふじわらのためのぶ、ごうしん)
鎌倉~南北朝時代(14世紀)
《厩図屏風 (うまやずびょうぶ)》6曲1双
室町時代(15世紀)
《菊蒔絵螺鈿棚 (きくまきえらでんたな)》1基
図案:六角紫水(ろっかくしすい)
蒔絵:川之邊一朝(かわのべいっちょう)ほか
金具:海野勝珉(うんのしょうみん)
明治36年(1903)
《太平楽置物 (たいへいらくおきもの)》1点
海野勝珉(うんのしょうみん)
明治32年(1899)
また、今回の答申の詳細につきましては、文化庁ホームページ(外部サイトへリンク)をご参照ください。