かんじょおきもの官女置物

あさひ ぎょくざん 旭玉山 ( 1843-1923 )

  • 明治34年(1901)
  • 象牙
  • 1点
  • 総高59.0 奥行39.0 幅51.0
  • 日本

彫刻 - 牙彫

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かんじょおきもの 官女置物

官女置物

本作は,いくつもの牙材を接合して制作された,明治期の牙彫史上でも類例の少ない大作である。宮廷に使える女性が身につけた十二単の衣紋は細かく浮き彫りで表現され,檜扇や鏡,髪などはきわめて写実的かつ丹念に彫り込まれて,優美で均整のとれた古典的な女性像が雅にあらわされている。西洋風の科学的な写実主義を基調として,牙彫の可能性を追求し続けた作者の最高傑作。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)