たけはとのず 竹鳩之図

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はしもと がほう 橋本雅邦 ( 天保6(1835)-明治41(1908) )

  • 明治15年(1882)
  • 紙本墨画
  • 1幅
  • 174.6×93.1

絵画 – 日本・東洋画

狩野派の様式化された筆法で描かれた竹や下草に対し,三羽の鳩は細部にいたるまで丹念な自然観察を反映させて,写実的にとらえている。また,墨の濃淡に巧みな変化をつけることで,各モチーフの間の距離感を適度に描きだすことに成功しており,近代的な遠近法的空間をかたちづくりたいとする若々しい表現意欲がうかがわれる。早くから西欧の写実描法にも強い関心を示していた雅邦の明治初期の画業を飾る,味わい深い佳品である。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)

詳細 

作品名 竹鳩之図
ふりがな たけはとのず
作者 橋本雅邦
時代・年代 明治時代 明治15年(1882)
世紀
員数 1幅
寸法 174.6×93.1
材質・技法 紙本墨画
銘文等
付属品等
制作地
出土地
関連地 作者出身地:東京 その他:埼玉
伝来等 明治15年第1回内国勧業博覧会絵画共進会にて銀印受賞、御買上
管理番号 SZK000038
分類 絵画日本・東洋画
文化財指定
備考
キーワード 掛幅 , 第一回内国絵画共進会 , 帝室技芸員 , 日本美術院
検索カテゴリ 掛幅  
パーマリンク https://shozokan.nich.go.jp/collection/object/SZK000038
最終更新日 2023/03/14

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たけはとのず 竹鳩之図

竹鳩之図

狩野派の様式化された筆法で描かれた竹や下草に対し,三羽の鳩は細部にいたるまで丹念な自然観察を反映させて,写実的にとらえている。また,墨の濃淡に巧みな変化をつけることで,各モチーフの間の距離感を適度に描きだすことに成功しており,近代的な遠近法的空間をかたちづくりたいとする若々しい表現意欲がうかがわれる。早くから西欧の写実描法にも強い関心を示していた雅邦の明治初期の画業を飾る,味わい深い佳品である。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)