ぎょえんしゅんう 御苑春雨

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よこやま たいかん 横山大観 ( 明治元(1868)-昭和33(1958) )

  • 大正15年(1926)
  • 絹本墨画
  • 1幅
  • 60.8×85.8

絵画 – 日本・東洋画

大観は,明治期からさまざまな日本画表現の革新の試みに取り組み続け,各時期ごとに作風も変転させてきたが,ことに1920年代半ば以降は,水墨画の分野で優れた成果を残している。本作はその一点で,静けさに満ちた赤坂御苑のたたずまいを画題としている。裏箔の技法と本紙の絹目が生みだす微妙な墨のにじみの効果を生かして,雨にけぶり立つ春の柔らかくほの明るい大気の揺らぎが,繊細な筆致で情感豊かにあらわされた優品である。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)

詳細 

作品名 御苑春雨
ふりがな ぎょえんしゅんう
作者 横山大観
時代・年代 大正時代 大正15年(1926)
世紀
員数 1幅
寸法 60.8×85.8
材質・技法 絹本墨画
銘文等
付属品等
制作地
出土地
関連地 作者出身地:茨城 作者活動地・製作地:東京 主題関連地:東京
伝来等 大正15年(1926)、宮内省の依頼により制作
管理番号 SZK000021
分類 絵画日本・東洋画
文化財指定
備考
キーワード 掛幅 , 帝室技芸員 , 日本美術院
検索カテゴリ 掛幅  
パーマリンク https://shozokan.nich.go.jp/collection/object/SZK000021
最終更新日 2023/03/14

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ぎょえんしゅんう 御苑春雨

御苑春雨

大観は,明治期からさまざまな日本画表現の革新の試みに取り組み続け,各時期ごとに作風も変転させてきたが,ことに1920年代半ば以降は,水墨画の分野で優れた成果を残している。本作はその一点で,静けさに満ちた赤坂御苑のたたずまいを画題としている。裏箔の技法と本紙の絹目が生みだす微妙な墨のにじみの効果を生かして,雨にけぶり立つ春の柔らかくほの明るい大気の揺らぎが,繊細な筆致で情感豊かにあらわされた優品である。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)