ていめいこくげんしゅしょうぞうすうぇーでんこくおう(おすかるにせい)締盟国元首肖像:スウェーデン国王(オスカル2世)
- 明治8年(1875)
- カンヴァス、油彩
- 1面
- 67.0×51.5
絵画 - 油彩
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ていめいこくげんしゅしょうぞうすうぇーでんこくおう(おすかるにせい) 締盟国元首肖像:スウェーデン国王(オスカル2世)
締盟国元首肖像:スウェーデン国王(オスカル2世)
これらの作品は,宮中の一室に明治天皇と昭憲皇太后の油彩肖像画一対を掲げ,周囲に当時日本が条約を締結していた14ヶ国の元首の肖像画を配することで「宇宙之御盛殿」を構築しようという意図のもとに,制作が企画されたものである。まず,ミラノ在住で,19世紀イタリア随一の肖像画家と謳われていたウゴリーニに制作が依頼され,完成した14点組の連作が明治8年に宮中に納められた。しかし,その後、14人のうちアメリカ大統領とイタリア国王が替わったため,明治11年に差し替え作の制作が今度は,のちに工部美術学校の教師として来日することになるサンジョヴァンニに依頼された。いずれも,明治初期の日本の美術界におけるイタリア重視の姿勢を物語る遺例として,貴重な作品群である。このうち当館では,ウゴリーニ作のアメリカ大統領肖像を除く15点を所蔵している。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)