たんじょうよしゅん潭上餘春
- 大正15年(1926)
- 絹本着色、牙軸
- 1幅
絵画 - 日本・東洋画
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たんじょうよしゅん 潭上餘春
潭上餘春
明治中期から昭和の半ばまで、南画家として活躍した松林桂月(1876~1963)の充実期、50歳の作品。春から初夏に移ろいゆく季節を、老木、竹、藤、躑躅、野鳥の群れ、そして静かに水をたたえる淵によって、見事に表している。鉤勒填彩(描写対象の輪郭を線で括り内側を色彩で充填する絵画技法)と、没骨法(対象を輪郭線で括らず墨や絵具を面的に用いて形態を表す技法)を併用し、墨と染料系絵具で微妙な濃淡をつけながら顔料を丁寧に薄く賦彩する彩色によって、風情、詩情を十分に感じさせる、桂月ならではの美意識が発揮されている。(「1920s-30sモダン・エイジ」H27)