こはくこうろくのず古柏猴鹿之図

もり かんさい 森寛斎 ( 文化11(1814)-明治27(1894) )

  • 明治13年(1880)
  • 絹本着色
  • 1幅
  • 232.4×143.2

絵画 - 日本・東洋画

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d-0411-02-001

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こはくこうろくのず 古柏猴鹿之図

古柏猴鹿之図

写生を基調とした精細緻密な動物表現に秀でていた寛斎は,動物を取り囲む自然環境を豊かな情感を込めつつ,具体的かつ詳細に描きあらわすことにも意欲的であった。本作は,そうした寛斎の代表的一点で,淡墨を塗り重ねることで表現された幹の木肌や,たらしこみの技法を用いた苔の描写が,湿潤な空気に満ちた日本の深山の雰囲気を見事に伝えている。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)