さいぎょうものがたりえまき西行物語絵巻

おがた こうりん 尾形光琳 ( 万治元(1658)-享保元(1716) )

  • 江戸時代(18世紀)
  • 紙本着色
  • 4巻
  • (巻1)33.4×1906.2 (巻2)33.4 ×1864.0 (巻3)33.4×2243.4 (巻4)33.4×1660.7

絵画 - 日本・東洋画

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さいぎょうものがたりえまき 西行物語絵巻

西行物語絵巻

平安時代末の歌人,西行(1118~90)の生涯を,その行跡と歌で綴った『西行物語』は,鎌倉時代に成立して間もなく絵巻化された。西行の魅力によってか,物語本,絵巻ともに以後,大量に絵画化されたが,本絵巻は、内裏に所蔵されていたという海田采女佑相保筆の絵巻を,江戸初期に俵屋宗達が模写したものを,さらに光琳が模写したものである。模写とはいえ,光琳なりの解釈による彩色などが見られる。明治28年,藤田伝三郎からの献上。(『新版 雅・美・巧(上)』H15)