げっかとういず月下擣衣図
- 明治15年(1882)
- 絹本墨画淡彩、牙軸
- 1幅
- 171.5×81.3
- 日本
絵画 - 日本・東洋画
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げっかとういず 月下擣衣図
月下擣衣図
秋の夕べに砧で衣を打つ親子の姿はもとより,木々や家,橋などの各事物が細部にいたるまで的確な写生意識に支えられて,現実感豊かに描きあらわされている。また,抑制された色調ながらも,萩花の紅と下草の緑,空の水色の生みだす澄明なコントラストがさえわたった秋の涼気を観者に実感させる。楳嶺の明治10年代の作風をよく示す一作である。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)