あぼしずびょうぶ網干図屏風

かいほう ゆうしょう 海北友松 ( 天文2(1533)-慶長20(1615) )

  • 江戸時代、慶長7~10年頃(1602~1605)
  • 紙本金地着色
  • 6曲1双
  • (各)154.9×349.6
  • 日本

絵画 - 日本・東洋画

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d-0428-01-012

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あぼしずびょうぶ 網干図屏風

網干図屏風

旧桂宮家伝来の作品で,落款印章を伴わないが,記録から,八条宮家初代智仁親王と親交のあった海北友松筆と伝えられる。海,砂浜,干網,葦の描写を,春から冬への四季の移行を織りまぜ,見事な景観描写としている。単純な図様構成のようではあるが,干網の細密な線,海や砂州の周囲に巻かれる微細な金銀砂子,冬の葦原の降る細雪などの繊細な表現は,絵師の技量の高さを十分に窺わせる。近年の修理の際,下張りの中に慶長7年の年紀のある文書が発見され,その制作時期がほぼ推定できる。(『新版 雅・美・巧(上)』H15)