ぶりょうとうげん・えいしゅうしんきょう武陵桃源・瀛洲神境

とみおか てっさい 富岡鉄斎 ( 天保7(1836)-大正13(1924) )

  • 大正12年(1923)
  • 紙本墨画淡彩
  • 2幅
  • (各)175.0×47.9

絵画 - 日本・東洋画

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画像名 / 画像内容 撮影年月日 / 撮影者 / 撮影場所 画像番号 備考
右幅「武陵桃源図」
00408-01-001
左幅「瀛洲神境図」
00408-02-001

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ぶりょうとうげん・えいしゅうしんきょう 武陵桃源・瀛洲神境

武陵桃源・瀛洲神境

中国に伝わるふたつの理想郷の情景を双幅に描き配した作である。常日頃から帝室に深い敬愛の念を抱いていた鉄斎は,京都市から制作依頼を受けた際に,自作が献上画となることを告げられていた。その緊張感ゆえか,画面には画家特有の自由奔放な描線はみられない。だが,その代わりに本作では,繊細緻密な画面構成と端正な形態把握,慎重な色彩布置が特色として浮かび上がっている。結果として,鉄斎の全画業のなかでも群を抜いて古典的ともいうべき,堅固な造型性を誇る本作が生みだされることになったわけである。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)