ぎけいきえまき義経記絵巻
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ぎけいきえまき 義経記絵巻
義経記絵巻
この絵巻は『平家物語』巻十二「土佐房被斬」や『義経記』巻第四「土佐坊、義経の討手に上る事」を典拠としている。物語の内容は,土佐坊は義経を討つように頼朝に命ぜられて都に向かうが,義経の家人・江田源三に怪しまれ,義経の命で乗り込んできた弁慶に捕らえられて尋問を受ける。そこで二心ないことを誓って起請文を書いて難を逃れる。しかしその夜,土佐坊は義経の館に討ち入る。静御前は熟睡していた義経を起して武具を着けさせ,自らも武装して共に戦い,弁慶らも駆けつけて,土佐坊は捕らえられ,六条河原で斬られた。通常の絵巻とは異なり,一段分の詞書に対して二図あるいは三図の絵が挿入されている点に特色がある。なお,絵師は第十二図の落款印章より,宮廷絵所預となった土佐光成(1647~1710)と知られる。(「近世絵巻の興起」H9)