ぼいん暮韻
- 昭和9年(1934)
- 絹本墨画淡彩
- 1幅
- 167.0×191.5
- 日本
絵画 - 日本・東洋画
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ぼいん 暮韻
暮韻
西村五雲とともに昭和期動物画の代表的作家として活躍した関雪は,牛をしばしば画題としている。本作はそのなかでも評価の高い一点で,人間くさい表情をみせる牛が月夜の草原に佇むさまが描きあらわされている。関雪にしては珍しく,環境描写は堅実に描き込まれ,牛もどっしりとした量感をそなえてとらえられている。しかし,時代状況を反映してのことか,背後の空間は范洋と奥にひろがり,虚無的な印象すら与える画面がかたちづくられている。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)