なさけのにわなさけの庭

こじま とらじろう 児島虎次郎 ( 明治14(1881)-昭和4(1929) )

  • 明治40年(1907)
  • カンヴァス、油彩
  • 1面
  • 131.5×195.5
  • 日本

絵画 - 油彩

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00521-01-001

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なさけのにわ なさけの庭

なさけの庭

出品時に最高賞を受賞するとともに宮内省買上げを受けた作で,その結果,児島は後援者であった実業家の大原孫三郎から念願のヨーロッパ留学の許しを得ることとなる。作者が生来資質的に好んでいた柔らかな逆光表現の効果を生かした画面構成のなかで,病に臥せる孤児院の子供とそれを心配そうに囲む友達の姿が,温かなまなざしで描写されている。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)