らんていず蘭亭図

のぐち しょうひん 野口小蘋 ( 弘化4(1847)-大正6(1917) )

  • 明治34年(1901)
  • 絹本着色
  • 1幅
  • 161.4×85.0

絵画 - 日本・東洋画

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d-1208-01-002

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らんていず 蘭亭図

蘭亭図

中国・東晋時代の故事を縦長の画面に俯瞰構図で描写した,画面構成の工夫に新鮮味のある作。初の女性の帝室技芸員に任じられた小蘋は,繊細な筆致と柔らかな色調,そしてなによりも品格の高さを特色とする画風を展開したが,本作はそのなかでも画家本来の資質が存分に発揮された大幅であり,最円熟期の基準作例に挙げられる優品といえるだろう。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)