ほっかいどうおしょろたかしましんけい 北海道忍路高島真景

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のむら ぶんきょ 野村文挙 ( 嘉永7(1854)-明治44(1911) )

  • 明治43年(1910)
  • 絹本着色
  • 2幅
  • (各)167.6×84.9
  • 日本

絵画 – 日本・東洋画

山水画を得意とした四条派画家の最晩年作であるが,本作は単なる類型的名所絵というわけではなく,北海道での実地写生旅行に基づいて制作された真景図であるという点が注目される。描法こそ四条派の様式性が色濃い痕跡を残すものとなっているが,京都の大家の眼に映った異郷の雄大な光景が厳しい表情を湛えて率直にとらえられており,そこに伝統的山水画構図の枠組みを超えて,風景日本画を指向する近代的作画意識がみてとれよう。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)

  • 北海道忍路高島真景
  • 海辺冬之景
    海辺冬之景
  • 海辺春景
    海辺春景

詳細 

作品名 北海道忍路高島真景
ふりがな ほっかいどうおしょろたかしましんけい
作者 野村文挙
時代・年代 明治時代 明治43年(1910)
世紀
員数 2幅
寸法 (各)167.6×84.9
材質・技法 絹本着色
銘文等
付属品等
制作地 日本
出土地
関連地 作者出身地:京都 主題関連地:北海道 伝来・献上地:北海道 その他:滋賀
伝来等 明治44年(1911)、小樽区長龍岡信能献上
管理番号 SZK000621
分類 絵画日本・東洋画
文化財指定
備考
キーワード 掛幅 , 小樽区
検索カテゴリ 掛幅  
パーマリンク https://shozokan.nich.go.jp/collection/object/SZK000621
最終更新日 2023/03/14

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ほっかいどうおしょろたかしましんけい 北海道忍路高島真景

北海道忍路高島真景

山水画を得意とした四条派画家の最晩年作であるが,本作は単なる類型的名所絵というわけではなく,北海道での実地写生旅行に基づいて制作された真景図であるという点が注目される。描法こそ四条派の様式性が色濃い痕跡を残すものとなっているが,京都の大家の眼に映った異郷の雄大な光景が厳しい表情を湛えて率直にとらえられており,そこに伝統的山水画構図の枠組みを超えて,風景日本画を指向する近代的作画意識がみてとれよう。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)