くじゃくず 孔雀図

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あらき かんぽ 荒木寛畝 ( 天保2(1831)-大正4(1915) )

  • 明治23年(1890)
  • 絹本着色
  • 1幅
  • 144.4×254.4

絵画 – 日本・東洋画

細部まで迫真的かつ絢爛な洋画風の写実描法でとらえられた孔雀に対し,桜や蝶は濃淡をそなえた柔らかな筆使いであらわされている。一方,岩肌の描写は陰影の深い立体感豊かなものである。これらの各種異なる筆法が巧みに組み合わされることで,画面には確かな実在感と現実性に満ちた遠近感が生みだされている。南北合派の絵画様式と西洋画法が見事に調和した寛畝の代表作というだけでなく,明治中期の花鳥画史を飾る傑作中の傑作である。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)

詳細 

作品名 孔雀図
ふりがな くじゃくず
作者 荒木寛畝
時代・年代 明治時代 明治23年(1890)
世紀
員数 1幅
寸法 144.4×254.4
材質・技法 絹本着色
銘文等
付属品等
制作地
出土地
関連地 作者出身地:東京 土佐藩御用絵師:高知
伝来等 明治23年第3回内国勧業博覧会にて妙技二等賞受賞、御買上
管理番号 SZK000035
分類 絵画日本・東洋画
文化財指定
備考
キーワード 掛幅 , 第三回内国勧業博覧会 , 帝室技芸員
検索カテゴリ 掛幅  
パーマリンク https://shozokan.nich.go.jp/collection/object/SZK000035
最終更新日 2023/03/14

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くじゃくず 孔雀図

孔雀図

細部まで迫真的かつ絢爛な洋画風の写実描法でとらえられた孔雀に対し,桜や蝶は濃淡をそなえた柔らかな筆使いであらわされている。一方,岩肌の描写は陰影の深い立体感豊かなものである。これらの各種異なる筆法が巧みに組み合わされることで,画面には確かな実在感と現実性に満ちた遠近感が生みだされている。南北合派の絵画様式と西洋画法が見事に調和した寛畝の代表作というだけでなく,明治中期の花鳥画史を飾る傑作中の傑作である。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)