かすがごんげんげんきえ 春日権現験記絵

print

たかしな たかかね 高階隆兼

  • 鎌倉時代、延慶2年(1309)頃
  • 絹本着色
  • 20巻
  • (巻1)41.7×981.5 (巻2)41.9×964.4 (巻3)41.8×1021.7 (巻4)41.9×1016.6 (巻5)42.0×1054.3 (巻6)42.2×1100.9 (巻7)42.0×886.6 (巻8)41.9×945.8 (巻9)42.0×1024.9 (巻10)41.9×1006.5 (巻11)42.1×1037.9 (巻12)40.9×798.4 (巻13)40.9×921.7 (巻14)41.8×894.1 (巻15)42.0×972.9 (巻16)40.9×1193.5 (巻17)42.3×800.5 (巻18)42.0×691.9 (巻19)40.7×1269.8 (巻20)42.1×729.9 (目録)33.8×262.8

絵画 – 日本・東洋画

国宝

藤原氏一門の西園寺公衡が,一門のこれまでの繁栄に感謝し,またさらなる繁栄を祈願して制作を企て,詞書を前関白鷹司基忠父子四人,絵を宮廷絵所預の高階隆兼が担当したという制作事情が,付属の目録より明らかである。本格的な大和絵技法による精緻な描写は卓抜しており,当時の風俗を知る史料として,また痛みやすい絹地の絵巻が完全な姿で,700年もの長い年月を経て現存しているという貴重性も加わり,わが国屈指の文化遺産と言って過言ではない。本来,春日大社に秘蔵されていたが,江戸後期に流出し,その後鷹司政熈のもとに蒐集,そして明治8年〈1875〉と同11年の2度にわけて,鷹司家より献上された。(「美を伝えゆく」H25)

詳細 

作品名 春日権現験記絵
ふりがな かすがごんげんげんきえ
作者 高階隆兼
時代・年代 鎌倉時代、延慶2年(1309)頃
世紀
員数 20巻
寸法 (巻1)41.7×981.5 (巻2)41.9×964.4 (巻3)41.8×1021.7 (巻4)41.9×1016.6 (巻5)42.0×1054.3 (巻6)42.2×1100.9 (巻7)42.0×886.6 (巻8)41.9×945.8 (巻9)42.0×1024.9 (巻10)41.9×1006.5 (巻11)42.1×1037.9 (巻12)40.9×798.4 (巻13)40.9×921.7 (巻14)41.8×894.1 (巻15)42.0×972.9 (巻16)40.9×1193.5 (巻17)42.3×800.5 (巻18)42.0×691.9 (巻19)40.7×1269.8 (巻20)42.1×729.9 (目録)33.8×262.8
材質・技法 絹本着色
銘文等
付属品等 目録1巻、藤蒔絵二重漆箱2口
制作地
出土地
関連地 作者活動地・製作地:京都 主題関連地:奈良
伝来等 明治8年(1875)同11年(1878)、鷹司熈通献上。
管理番号 SZK002943
分類 絵画日本・東洋画
文化財指定 国宝
備考
キーワード 巻子 , 絵所預
検索カテゴリ 巻子  
パーマリンク https://shozokan.nich.go.jp/collection/object/SZK002943
最終更新日 2023/03/14

既に追加済み画像です。

画像利用申請登録に失敗しました。

これ以上画像を追加できません。

リストへ追加しました。

かすがごんげんげんきえ 春日権現験記絵

春日権現験記絵

藤原氏一門の西園寺公衡が,一門のこれまでの繁栄に感謝し,またさらなる繁栄を祈願して制作を企て,詞書を前関白鷹司基忠父子四人,絵を宮廷絵所預の高階隆兼が担当したという制作事情が,付属の目録より明らかである。本格的な大和絵技法による精緻な描写は卓抜しており,当時の風俗を知る史料として,また痛みやすい絹地の絵巻が完全な姿で,700年もの長い年月を経て現存しているという貴重性も加わり,わが国屈指の文化遺産と言って過言ではない。本来,春日大社に秘蔵されていたが,江戸後期に流出し,その後鷹司政熈のもとに蒐集,そして明治8年〈1875〉と同11年の2度にわけて,鷹司家より献上された。(「美を伝えゆく」H25)