みくまののなちのみやま 三熊野の那智の御山

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やまぐち ほうしゅん 山口蓬春 ( 明治26(1893)-昭和46(1971) )

  • 大正15年(1926)
  • 絹本着色
  • 1幅
  • 243.4×134.8

絵画 – 日本・東洋画

松岡映丘に師事した蓬春は,大正末期から昭和初頭にかけては,大和絵の伝統を現代に再生革新する試みに取り組んだ。本作はその蓬春が帝展で特選を得て,あわせて第2回帝国美術院賞を受賞,さらに帝室の御買上を受けた出世作である。画面には,前景から後景に向かって,朝の熊野灘,昼の三熊野,夕方から夜にかけての熊野の山並み,夜明けの空が描かれている。それは,大和絵の代表的形式である絵巻で時間が右から左へと流れる手法を縦長の画面に応用したものであった。作者の新興大和絵創造の最良の成果を示す一作。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)

詳細 

作品名 三熊野の那智の御山
ふりがな みくまののなちのみやま
作者 山口蓬春
時代・年代 大正時代 大正15年(1926)
世紀
員数 1幅
寸法 243.4×134.8
材質・技法 絹本着色
銘文等
付属品等
制作地
出土地
関連地 作者出身地:北海道 作者活動地・製作地:東京 主題関連地:和歌山 画室と記念館あり:神奈川
伝来等 第2回帝国美術院賞を受賞、帝室御買上
管理番号 SZK000025
分類 絵画日本・東洋画
文化財指定
備考
キーワード 掛幅 , 第七回帝展 , 六潮会
検索カテゴリ 掛幅  
パーマリンク https://shozokan.nich.go.jp/collection/object/SZK000025
最終更新日 2023/03/14

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みくまののなちのみやま 三熊野の那智の御山

三熊野の那智の御山

松岡映丘に師事した蓬春は,大正末期から昭和初頭にかけては,大和絵の伝統を現代に再生革新する試みに取り組んだ。本作はその蓬春が帝展で特選を得て,あわせて第2回帝国美術院賞を受賞,さらに帝室の御買上を受けた出世作である。画面には,前景から後景に向かって,朝の熊野灘,昼の三熊野,夕方から夜にかけての熊野の山並み,夜明けの空が描かれている。それは,大和絵の代表的形式である絵巻で時間が右から左へと流れる手法を縦長の画面に応用したものであった。作者の新興大和絵創造の最良の成果を示す一作。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)