かたみ かたみ

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まつい のぼる 松井昇 ( 安政元(1854)-昭和8(1933) )

  • 明治28年(1895)
  • カンヴァス、油彩
  • 1面
  • 122.2×88.0
  • 日本

絵画 – 油彩

画面向かって右下隅の畳上にはラッパの玩具と日の丸の小旗が置かれ,奥の卓上にひろげられた書物の右ページの肩には「忠」の文字が記載されている。このような日清戦争当時の時代状況をうかがわせる室内を舞台として,戦死した一家の主人の形見を前に悲しみに沈む遺族の姿が,抑制されたタッチで描きだされている。そのため,かえって戦争の悲惨な実態が観る者に強く伝わってくるといえる。明治期に特有であった戦争告発画の秀作。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)

詳細 

作品名 かたみ
ふりがな かたみ
作者 松井昇
時代・年代 明治時代 明治28年(1895)
世紀
員数 1面
寸法 122.2×88.0
材質・技法 カンヴァス油彩
銘文等 松井昇 明治乙未春日作此図 時旅順大捷後月餘
付属品等
制作地 日本
出土地
関連地 作者出身地:兵庫
伝来等 明治28年(1895)、第4回内国勧業博覧会にて御買上
管理番号 SZK001260
分類 絵画油彩
文化財指定
備考
キーワード 日清戦争 , 内国勧業博覧会 ,
検索カテゴリ  
パーマリンク https://shozokan.nich.go.jp/collection/object/SZK001260
最終更新日 2023/04/13

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かたみ かたみ

かたみ

画面向かって右下隅の畳上にはラッパの玩具と日の丸の小旗が置かれ,奥の卓上にひろげられた書物の右ページの肩には「忠」の文字が記載されている。このような日清戦争当時の時代状況をうかがわせる室内を舞台として,戦死した一家の主人の形見を前に悲しみに沈む遺族の姿が,抑制されたタッチで描きだされている。そのため,かえって戦争の悲惨な実態が観る者に強く伝わってくるといえる。明治期に特有であった戦争告発画の秀作。(『新版 雅・美・巧(下)』H15)