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  • 紀の国わかやま文化祭2021関連特別展 和歌山と皇室-宮内庁三の丸尚蔵館名品展-

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他館展示

紀の国わかやま文化祭2021関連特別展
和歌山と皇室-宮内庁三の丸尚蔵館名品展-

令和3年(2021)12月4日(土) ~ 1月23日(日)
和歌山県立博物館

和歌山と皇室-宮内庁三の丸尚蔵館名品展-」の代表画像

宮内庁三の丸尚蔵館では現在、新施設の建設工事が進められており、この新施設が完成するまでの期間においても三の丸尚蔵館の収蔵品を多くの方々に見ていただき、皇室と日本文化に親しんでいただくため、三の丸尚蔵館の収蔵品を紹介する展覧会を各地で実施していくこととしております。

これは、特に近代において、皇室と各地域が何らかの縁で結ばれてきたことに注目し、それぞれの地域から皇室に献上された品々、出身あるいは活動した作家の品々など、各地域にゆかりの深い作品を紹介すると同時に、所蔵の名品を通して日本文化の一側面を見直し、皇室により親しんでいただくことを目的とするものです。

このたびの和歌山県立博物館における展覧会は、本年秋に開催される第36回国民文化祭に関連して開催するものです。和歌山県にゆかりのある作家による絵画や工芸品、県内の名勝地を主題とした名作の品々をはじめとする、皇室に伝わった作品を通して、皇室と和歌山県との繋がりを感じていただくとともに、三の丸尚蔵館が引き継いだ皇室コレクションの一端に触れていただきます。

本展では、霊場高野山を開いた空海筆と伝える書や、紀伊国に生まれた歌人西行の書状の名品をはじめ、熊野権現の霊験を場面に取り入れた江戸時代前期の岩佐又兵衛による絵巻の名品「をくり」、出身画家の下村観山、川端龍子の掛幅や、明治を代表する金工家香川勝廣による和歌浦図額など、和歌山の名勝地や伝承を描いた作品の数々を紹介します。

また、日本とトルコ国の友好の契機ともなった和歌山県沖でのエルトゥールル号遭難救助に関連する卓被、油絵も写真資料と共に紹介します。

このほかにも近代彫刻を代表する高村光雲、山崎朝雲らの作品、皇室の御慶事の折に記念の品として作られてきた愛らしいボンボニエールなどをふくむ約40件を紹介します。