皇居三の丸尚蔵館について
概要
三の丸尚蔵館は、平成元年(1989)に上皇陛下と香淳皇后(昭和天皇の皇后)により、皇室に代々受け継がれた絵画、書、工芸品、歴史資料などが国に寄贈されたことを機に、その保存と研究、公開を目的に、宮内庁三の丸尚蔵館として同5年(1993)11月に皇居東御苑内に開館しました。
館名の「尚蔵」は、古代律令制において天皇に関わる器物を管理する蔵司の長官「くらのかみ」に由来し、大切に保管するという意味を持ちます。また旧江戸城三の丸の地に建設されたことから、「三の丸尚蔵館」と名付けられました。
その後、平成8年(1996)に旧秩父宮家、同13年(2001)に香淳皇后ご遺品、同17年(2005)に旧高松宮家、さらに同26年(2014)に三笠宮家から、それぞれご寄贈を受け、収蔵品に加わりました。
令和元年(2019)からは、収蔵庫と展示室を拡充し、より充実した活動を行うために、新たな施設の建設が進められています。同5年(2023)には管理・運営が宮内庁から独立行政法人国立文化財機構へ移管され、同年11月に「皇居三の丸尚蔵館」の名称で、一部を開館しました。工事の継続に伴い、同7年(2025)5月から一時休館し、本年秋に全面開館を予定しています。
今後も、皇室から受け継いだ文化財を次の世代へ継承し、皇室と文化の関わりを紹介する拠点として、より多くの方々に親しまれる施設を目指してまいります。
全面開館に向けて
令和8年(2026)秋の全面開館を目指し、新施設の建築工事が進められています。展示室のほか、映像上映を中心に、講演会・ワークショップなど多様な催しにも対応できる講堂や、ミュージアムショップも新たに整備される予定です。


基礎データ
独立行政法人国立文化財機構のウェブサイトへ移動します。